豊かな生活に寄り添う読書

児童文学として出版されている長編シリーズであるが、この世界観を本当に楽しめるのは大人であると思う。魅力的なキャラクターが丁寧に書かれた情景の中で活き活きと動き回ります。あたかも本当にあった世界の歴史群像劇を読んでいるかのような満足感が味わえる。

小野不由美さんが書く人気シリーズ十二国記の序章となる一冊。不思議な空気感を持ち、気になる噂が漂う生徒、高里。高里を巡り、学校内だけでなく世間も賑わす大事件に発展する。壮大なファンタジー世界につながる作品。読み終わった後には早く続きが読みたくなります。

物語全体を覆う大きな仕掛けに気づくことができるでしょうか？その仕掛けに気づいた時、あなたは描写や会話に隠された違和感の意味を理解することができるでしょう。読み終わった後に誰かと内容について話したくなる。そういう本です。

私がオススメする本としていつも一番に挙げている本は東野圭吾さんの『秘密』です。内容は少しでも触れてしまうとネタバレになるので触れません。自分がこの本を手に取ったきっかけ、本の魅力について書きました。

読書は日々の生活に豊かさを与えてくれます。小説はストーリーを追うだけではもったいないです。是非、その小説にどっぷりとハマって自身が主人公になって楽しんでください。そのジャンルに応じて色々な気付きや学びもあるはずです。このブログでは私が読んだオススメの本を紹介していきたいと思います。